砂壁に漆喰を塗って和室のセルフリノベに挑戦!

古い日本家屋である我が家。
そのなかの一室をセルフリノベしてみることにしました。

和室の砂壁に漆喰を塗ることにしたのです。

 

ただ、やってみたいという思いだけでインターネットでいろいろ調べ、ほぼ一人でリノベーションしてみました。

この記事は、そのときの記録です。

 

これから砂壁に漆喰を塗ってリノベーションをしてみよう!と考えている方の参考になるようにできるだけ詳しく書きました。

 

結論から言えば、女ひとりでも、ど素人でもできます!

 

実際にやってみて、もう少し工夫すればよかったことも付け加えて書いておきますので、是非参考にしてください。

 

漆喰について

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漆喰って、なんかよさそう。
おしゃれそうだし…

 

そんなイメージ先行で、ちゃんと漆喰について知らないことに気づく自分。
ここで漆喰について調べてみることにしました。

漆喰とは

漆喰は、石灰石を焼いて水を加えた水酸化ナトリウム(消石灰)を原材料に作られます。
石灰石はもともとサンゴ礁。
地殻変動などで陸に上がってきたサンゴ礁から採掘します。

消石灰に糊やスサを加えて練ってつくられたものが漆喰(しっくい)です。

 

漆喰の効果

調湿作用…湿気と乾燥から守る(カビ、結露などを防ぐ)

防火性…万が一、家事になった時にも燃え広がりにくい

断熱…室温を一定に保つ

消臭効果…漆喰表面の小さなミクロの穴の効果

 

密閉した漆喰の部屋で焼き肉をした実験についてこちらの記事に載っています。

 

はじめる前の不安
果たしてうまくできるか。
1人でやれるのか
失敗したら、やり直しは効くのか
やってみて気に入らなかったらどうしよう。

漆喰を塗る部屋について

今回、漆喰を塗る部屋は6畳和室。
普段はこのブログを書いたりする仕事部屋として使っています。

 

ここはプライベートな部屋で、人に見られることはほとんどありません。綺麗に塗れなくてもいいや、ということで一番最初にやってみるにはちょうど良い部屋ではないかと…

部屋の広さ、漆喰を塗る範囲も広すぎるわけでもありません。

初挑戦にはちょうど良い部屋だと思いました。

北側(床の間・ふすま)

【ふすま上】0.44×1.74(㎡)+ 【床の間の上】0.3×0.81(㎡)
 ※今回床の間内部は塗っていません。

 

東側(窓)

【左右】2.24×0.87×2箇所(㎡) +【窓上】 0.44×1.7(㎡)+ 【窓下】0.52×1.7(㎡)

 

西側

0.44×1.27×2箇所(㎡)

南側(ぬれ縁)

【障子上】2.24×1.27×2箇所(㎡)

漆喰を塗る壁の面積

漆喰を塗る壁の面積は13.3454㎡です。

これを計算すると必要な漆喰の量が決まります。

 

今回使った漆喰は?

正直に言うと、この商品を見つけたから、漆喰を塗ってみようと思ったのです。
その商品とは、こちら。

漆喰 しっくい 練済み漆喰「ベジタウォール(Vegeta WALL)」 【送料無料】1箱16kg入り(約8.8〜12平米・畳 約6.6枚分)【メーカー直送のため代引き不可】 | 漆喰壁 塗料 diy 壁 壁材 左官 施工用品 リフォーム 塗装 ペイント 施工 内装 内装壁材 部屋

 

 

漆喰を塗るときに一番大変なのは、塗りやすい硬さに練る作業だと聞いていました。
素人でもすぐ塗れる硬さに練ってあるというだけで、セルフリノベのハードルが一気に下がります。

私がこの商品が気にいったポイントを挙げておきます。

練り済みであること
ホルムアルデヒドの発散が0であること
口コミの評価が高かったこと
気にいった色があったこと
 ※私は「キャベツ」を選びました
名前のベジタウォールの名の通り、野菜の酵素が入っているようなのですが、それが何の効果になっているのかはいまいちわかり兼ねる感じでした。
 
 
 
先ほど計算したように、漆喰を塗る面積はやく14㎡。
16㎏で12㎡が標準使用量とあったので、2度塗りするつもりで16㎏を2箱買うことにしました。
 
 
後ほど詳しく書きますが、結果的に2箱買って正解でした。
 
 
もうひと箱はこちらの道具付きのセットを購入。
 
コテやコテ板、マスカーなどの必要な道具が7点セットになっています。
 
 
そして、砂壁に漆喰を塗るときには、下地としてシーラーを塗る必要があります。

 
この4㎏1本で14㎡の壁を塗って、少し余るくらいでした。
 
そしてシーラーを塗るための道具もセットで購入しました。

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漆喰を塗る手順とスケジュール

漆喰を塗るとはいっても、すぐに塗れるわけではありません。

むしろ塗るまでの段取りがとっても大事になります。

そのためには手順の確認とスケジュール立てをする必要があります。

今回私は3日間かけて行うスケジュールを立てました。

<1日目>

①家具を部屋から全て出す。
   障子、カーテンを外す。

②砂壁の埃やゴミをほうきで払う。
   柱や巾木などを雑巾で拭く。
   部屋全体に掃除機をかける。

③床にブルーシート、新聞を敷く。
   漆喰を塗る砂壁の周囲をマスキングテープやマスカーで養生する。

④シーラーを塗る

 

<2日目>

⑤シーラーが十分乾くまでまつ

⑥漆喰を塗る

 

<3日目>

⑦漆喰を塗る(2度塗り)

⑧マスキングテープなどを剥がす

⑨部屋の掃除をする

⑩家具を部屋に戻す

 

道具もそろい、スケジュールもしっかり立てたし、あとは実際にやってみるのみ!

 

 

でも、実際には…

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計画通りには、いかないものです。

やっぱり。

 

時系列で実際の手順をまとめてみます。

1日目…マスキングテープが足りない!

予定ではこんな感じでした。

①家具を部屋から全て出す。
   障子、カーテンを外す。

②砂壁の埃やゴミをほうきで払う。
   柱や巾木などを雑巾で拭く。
   部屋全体に掃除機をかける。

③床にブルーシート、新聞を敷く。
   漆喰を塗る砂壁の周囲をマスキングテープやマスカーで養生する。

④シーラーを塗る

家具やカーテンの撤去と掃除は楽勝!

漆喰を塗るといっても、いきなり塗れるわけではなくて、その下準備や段取りが必要です。
そしてやってみてわかったのが、「いかに養生を丁寧にしておくか」でそのあとの作業がスムーズにいくかどうかが決まります。

養生をする

必要なもの

さらに、ブルーシートや新聞紙なども必要ですね。

 

マスキングテープは柱や巾木などに漆喰がはみ出ないように前もって貼っておきます。
コンセントの周囲など、汚したくないところには貼っておきます。

マスカーは布ガムテープとビニールシートがくっついているもので、主に床などに使います。
私はカーテンレールをカバーするのにも使いました。

布ガムテープで張ったら片側のビニールを広げます。

 

マスカーを広げるまえに、ブルーシートや新聞紙で床全体を養生しておくとよいと思います。
できるだけ隙間なく、丁寧にやっていくのがコツです。

 

マスキングテープは写真のように2個用意したのですが、足りませんでした。
ホームセンターまで買いに走るか…とも考えたのですが、ここは田舎。
一番近いホームセンターまで行くのも片道20分。

ガソリン代と時間を考えて、手持ちのマスキングテープで代用することにしました。

 

あまり使わない、無地のものを…

(可愛い柄のものはもったいなくて使えない。)

 

市販のおしゃれなマスキングテープで代用できないこともなかったのですが、養生用のマスキングテープよりは弱いのか、はがすときに途中でちぎれてしまうことがありました。

 

マスキングテープはできれば多めに用意しておいたほうがよいと思います。

 

柱や巾木、床、コンセントなどは忘れず養生すると思うのですが、私が忘れてしまったのは脚立。私が使用した脚立は椅子型になっていて、背もたれがウレタン。漆喰がたくさんついてしまったけれど、ウレタンに染みこんだ漆喰は拭いても取れませんでした。
漆喰で汚れては困るというところをあらかじめイメージして、養生されるといいと思います。

 

シーラーを塗る

必要なもの

シーラーを入れるバケットは手つきのものが絶対おすすめです。
トレーみたいなものでもいいかなぁと思っていたのですが、高いところでの作業もあるので、手つきで深さのあるものの方が断然使いやすいです。

 

ハケとローラーは両方あったほうがいいですね。

どんどんしみ込んでいく感じで、だいたい2度塗りぐらいしたと思います。

ハケはこんな風に角や下のほうのローラーでは届かない部分に使います。

 

シーラーを塗るのは1時間ぐらい。
むしろその前のテープ貼りのほうが時間がかかりました。

シーアップという商品を使いましたが、少しシンナー臭があります。
口コミではにおいが少ないと書かれている人もいましたが、全くないわけではありませんでした。

 

1日目はここまで。

 

2日目…シーラーが乾かない

この漆喰塗りの作業は9月中旬の天気のよい日にやったのですが、1日経っても、シーラーが完全に乾きませんでした。

そこでもう一日乾かす時間を取ることにして、ふすまの張替え作業をすることにしました。

ふすまの張替えについてはまた別の記事でご紹介したいと思います。

 

3日目…いよいよ漆喰を塗る

シーラーが乾いているのかどうか?
見た目ではよく分からなかったのが、正直なところ。

でもしっかり手のひらでさわって、べとべとした感じはないし、まる1日以上乾燥させたのでよしとして…

 

※後日談…その後漆喰を塗ったあとも何も問題は起こりませんでした。

 

 

漆喰を塗る

必要なもの

この他に、漆喰が柱などについたときにすぐ拭くことができるように、濡れ雑巾があるといいです。

 

こちらがベジタウォールのキャベツ色の中身です。

これをヘラですくって、コテ板に載せました。
見ての通り、かなり気泡が目立ち、そのまま壁にぬるとぼこぼこになるため、コテ板の上で少し練ってから壁に塗りました。

 

素人でもすぐ使えるように、けっこう固めの練り具合なのかなと感じました。
だから簡単にコテですくって壁につけることができます。

その代わり、薄くのびません。

薄くのばそうとなんどもなんどもやっていると、コテの跡がいっぱいついて滑らかになりませんでした。

 

できるだけ、コテでしっくいを広げる回数を減らしたほうが滑らかに仕上がるような気がします。

 

 

とはいえ…
漆喰を塗るという作業に慣れるまでに、とても時間がかかりました。

午前中4時間だけで、

ここまで(笑)

角や端はやっぱり難しくて、てこずる。
どうコテを動かしたらよいのやら…

 

思っていた以上にきれいには塗れない。
そして、進まない。

 

ちょっと焦りましたが、まぁ、のんびりやることにしました。

1日目はちょうどひと箱16キロ塗っておしまい。
面積的は塗る予定の半分ちょっと、というところでしょうか。

 

2度塗りしようと2箱用意しましたが、2箱でちょうど足りるか足りないかというところかも。
ドキドキ。

3日目はここまで。
朝の8時から夕方の5時まで。
ちょこちょこ休みつつではあったけど、慣れない作業でクタクタになりました。

 

少しでも、上手く塗れる方法はないかと左官職人の動画を探してイメージトレーニング。

 

4日目…あれ?昨日よりぐっと上達したんじゃない?

気を取り直して、4日目。

 

漆喰2箱目は、袋の端をはさみで切って、絞り出してコテ板に載せる方法でやってみた。

こちらのやり方の方が、手は汚れないし、格段に楽ちん!
小さな台の上に漆喰の袋を置いて、重力を使って落とす方法だともっと楽に出せます。
(私は入っていた段ボールに載せてみたけれど、漆喰が重すぎて落下。)

 

漆喰は乾くと、白っぽくなります。

上の方は前日に塗った部分。
続きから塗ったところとの色の違いがよく分かります。

 

 

そして2日目ともなると、慣れてきたせいなのか、それとも前夜のイメージトレーニングが効いたのか、格段に上達している!(自分比)

 

自分でもビックリするぐらい手早くなったし、きれいに塗れるようになっている。

端や角などもコツをつかめたみたい。

 

漆喰塗りって面白い!

 

あっという間に予定していた壁塗り終了。
2日目は4時間ちょっとで終了。

 

我ながらすごい!

 

ビフォーアフター

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北側(床の間・ふすま)

Before

After
 ※この時まだふすまは完成してませんでした

 

 

東側(窓)

Before

After

 

 

西側

Before

After

 

 

南側(ぬれ縁)

Before

After

 

まとめ 実際にやってみて

思っていた以上に素人でも、女ひとりでも、やれちゃうな…
というのが感想。

 

もちろん楽ではないし、
いろんな下準備が必要。

 

むしろ、その準備の方が大変。

 

塗るのは慣れてしまえば、楽しい。

 

ただ、素人なので
プロの職人さんのようには
いきません。

 

たぶん。

塗った壁を拡大すると、

 

こんな感じ。
プロの人が見たら、
なんじゃこりゃ…かも。

 

味があるにもほどがある(笑)

 

でもね、自分が塗ったから、
いいんです。

最初は、こんなんじゃ…って思っていたけど、
出来上がってみると、
コテのあと一つ一つが愛おしい。

温かみのある部屋になったような気がする。

 

私は自分でやってみて、
よかったなと思うし、

何より面白かった。

 

今度はどの壁塗ろうかしら。

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